薬味備忘録

Aonori Tech Diary

Macintosh SE/30 Repair #7

System 7.5.3に上げた

漢字Talk System 6.0.5のインストールに成功し、FDDが使えるようになったMacintosh SE/30ですが、やはりSystem7系の恩恵を受けたい(何よりMultiFinderが使いたい)ので、漢字Talk 7.5.3のインストールを行いました。

前提

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うちのMacintosh SE/30 は MotorolaのCPU 68030が載っています。このCPUアーキテクチャは68kと呼ばれ、System 7系までが動作します。(厳密には7.5.3 rev2までがサポート、 System 7は7.5.5が最終バージョン)この次バージョンはMac OS 7.6となります。
Classic Macと言った場合はOS Xより前のMac OS 9までを指します。

圧縮ファイル系

Old Mac向けアプリケーションの多くは、当時配布されていた圧縮形式で再配布されているので、解凍するにはそれらに対応したアプリが必要になります。

.sit, .hqx

StuffItで圧縮されたファイル。StuffIt Expanderで解凍。

.bin

MacBinary形式の圧縮ファイル。MacBinary II+とかで解凍。

インストールイメージの取得

Apple 公式の配布跡地Internet Archiveあたりで見にいくorどこかからkt_7.5.3.smi_.bin をDLします。インストーラはMacBinaryで圧縮されているので、解凍してkt_7.5.3.smiを取り出します。解凍作業はOSXではなく68k上で。

OSアップデートの実施

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kt_7.5.3.smiを実行すれば、ディスクイメージがマウントされ、インストーラを実行できます。対象のパーティションと必要な機能を選択してインストールしてください。

参考リンク(資材置き場)

obsolete.macfixer.com

www.fenestrated.net