薬味備忘録

Aonori Tech Diary

EagleのSchematicからlbrを救出する方法

Eagleのschからlbrを吸い出す

KiCadではシンボルとフットプリントが分かれているので、パッドの差し替えもすぐ出来ます。 一方Eagleでは、それらがセットになっているので、lbr単位で管理したくなります。

ところが、他人の作ったプロジェクトをもらってきたらlbrが同梱されていなかったりするとキレそうになる(schからlbrにはコピペできないので)

実はデフォで入ってる

ついこの前まで知らなかったんですが、Eagleではデフォルトでlbr抽出スクリプトexp-lbrs.ulpが用意されています。 手順は簡単で、

  1. 吸い出し元のschファイルを開く
  2. Eagleのコマンドラインrun exp-lbrsを実行
  3. 出力したいライブラリを選択してOKで出力

1. 吸い出し元のschを開く

言わずもがな、お好きな方法で開いてください。ただし、brdではなくschを開くこと。brdから実行すると正しく吐かれません。

2. コマンドラインからスクリプト実行

Eagleでschを開く

Eagleのコマンドラインからrun exp-lbrsと実行。

3. 出力したいものを選択

exp-lbrsのダイアログ

検出されたライブラリが並んでいるので、出力したいライブラリを選択。出力先ディレクトリを確認してOKを押せば出力される。

余談

以前はKiCadがmacでまともに描画されなかったのでEagle派でしたが、最近はそれなりにちゃんと動くので個人ではKiCadばかり使っています。 正直どっちが使いやすいか分からなくなってきたw

参考リンク

EAGLEのライブラリファイル.lbrを救出する - how to code something